【借金多重苦者の究極奥義】昔、債務整理を行った件について

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FX巨人
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全世界の社畜の諸君、ごきげんよう。FX巨人だ。

今回は、いつもとは違ったテーマの記事を投稿したいと思う。

このサイトの一つ前のはてなブログ時代に書いていた記事の焼き直しだが、『債務整理』について

あの頃からだいぶ時間が経ったから身バレの危険性も薄まったし、自分の中での整理をつけるのと、同じような状況に追い込まれたであろうお前らへの情報提供も兼ねて投稿する。

なお、身バレ防止のためにフェイクをいくつも織り交ぜているから、もし矛盾があったとしても許してくれ。

 

債務整理についての詳細

債務整理の種類

債務整理と聞くと『自己破産』を思い浮かべる人も多いであろう。たしかに、それも債務整理の一種だ。

だが、それだけが債務整理ではなく、他にもいくつかの方法がある。

  • 任意整理:業者と話し合って複利の利息を減額するなどし、分割返済していく。
  • 個人再生:裁判所の判断で借金の総額を5分の1程度まで減額し、3~5年かけて分割返済していく。
  • 自己破産:裁判所の判断で借金を全て免除する。

他にも方法はあるらしいが、大まかに以上の3つの方法があると考えればいいだろう。

筆者が選んだ方法

オレが選んだのは、『個人再生』だ。

自己破産でもいいのではと思うかもしれないが、自己破産のデメリットとして、『申立て中から確定するまでの間、金融系の国家資格が停止する』というものがある。

オレは当時は金融系の仕事に就いていて、仕事をする上では資格が必須であったため、自己破産は選ぶことができなかった。

まあ、申立て期間中に別業種に転職したから、結局は自己破産を選んでもよかったかもしれんな。

依頼料の支払い、債務整理手続きのスケジュール感について

弁護士に依頼するのにかかる費用については、ネットで検索すれば大まかな数値は出るし、オレのケースでもほぼ同等の費用になったから、詳細は各自で調べてくれ。

気になるのは、弁護士への依頼料の支払いは一括払い・分割払いと選べるのか分割払いをするのならその間に督促は来ないのか、といったところだろう。

まず依頼料の支払いについてだが、オレの場合は分割を提示された総額が約40万円で、月々5万円ずつを支払った。

また、分割払い中の督促についてだが、契約書を書いた段階で弁護士から督促をストップするように各債権者(金を貸してる側)に通知が行くこの通知を無視して督促すると行政処分が下されるため、精神的にとりあえず一息ついた状態で手が打てるってわけだ。
契約書を書いた段階では依頼金は必須ではない。金がなくて依頼できないって心配は不要なはず)

依頼料を完納した段階で、弁護士が債務整理に向けた手続きに着手するが、着手から確定まではだいぶ時間がかかる。依頼料の支払いが遅れれば、その分だけ確定も後ろ倒しになるので、できるだけ早く済ませたい。

オレの場合、

  • 10月くらいに弁護士に依頼
  • 3月くらいに依頼料を完納(途中で一括支払い)
  • 4月に裁判所に申立て、10月までの約半年間、返済トレーニング』を行う
  • 11月に『再生計画案(返済計画)』を裁判所へ提出
  • 2月に個人再生の認可決定、3月より返済開始

と、約1年半かけて個人再生を成立させた。

申立て中の動きについて

裁判所に申立てをしている最中、『返済トレーニング』というものをやらないといけない。

【返済トレーニング】
個人再生を実際に行った時と同じ金額を、毎月の決まった日に自身の弁護士に支払う。
認可した後、きちんと支払いを続けられるかのチェックをする。
なお、トレーニング時に支払ったお金は、認可決定時に返してもらえる。

また、申立て~認可確定するまでの間、ギャンブルはもちろんのこと、投資・投機的行為(株取引やFX)が一切できない。

そもそも、それらの行為が原因で債務整理を申し立てる羽目になっているのに、懲りずにずっとやってるとなれば、反省のイロなしとして申し立てが棄却されてもおかしくないだろう。

なお、ここだけの話だが、『携帯料金の使用料や生命保険料と同額となるようにFXに入金して偽装し、何食わぬ顔でトレードし続けていた』というクズがいたという。

んー、一体誰のことなんだろうなぁ……?

債務整理に至った経緯について

ある意味、こっちが本題だよな。

理由は単純で、FXに使う分の種銭をクレジットカードや消費者金融を使って全力入金していたからである。

クレジットカード会社から50万円分の枠を増額してもらった後、つい魔が差してそれを全力入金してフルレバ大勝負、見事に爆死。

ヤバいと思って、消費者金融数社から現時点で借りられる金額を大急ぎで借りて、それを全力入金してフルレバ大勝負、再度爆死した。

さすがにヤバいと思って頭を抱えていたところに、ある一本の電話。

返済の催促電話と思ったら、借り換えローンの案内電話であった。

【借り換えローン】
他社で借りたローンを一本化する。その特性上、大きな金額を借りることになるため、金利が若干安くなるし、月々の返済額も一本化する前よりも低くなりがち。

 

これは借金漬けになったオレに差しのべられた、神の手であり、借金を返すためにさらに借金をする悪循環を断ち切るまたとない更生チャンスである。

借り換えローンを申し込むと、オレの名義で各消費者金融に返済を行い、それらの業者では完済扱いとなった。

借金がゼロになったわけではないが、今までと比べて返済がだいぶやりやすくなった。

今までの生活を反省しつつ、ここから改めてやり直そうと決意を固めるオレ様。

……

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……

数日後、数十万円の入った封筒を片手に、消費者金融のATM村から出てくるオレ様。

オレの名義で返済を行ったということは、各消費者金融の利用限度枠が回復しているということである。何十万円という大金をまた借りることができるという誘惑に、打ち勝てるはずがない。

「よーし! この金で人生一発逆転を賭けて大勝負に出てやるか!! 一気に儲けて今借りた分を返して、ついでに借り換えローンも返済するぞー!!」

完全にギャンブル思考に染まり果てたクズの発想である。この時のオレ様は脳内にマリファナ畑ができていたとしか思えない。

その後、ハイレバ全力入魂トレードを行ったものの、ゼロカットを喰らってしまい、わずか1時間足らずでその元金を全て溶かしてしまった。

そうなると、問題はこれからの返済額である。

今回の追加分を併せると、恐ろしいことに毎月18万円前後を返済する必要が出てくる。

これでは給料のほとんどが取られてしまい、生活はとても成り立たなくなって破滅である。

なので、ジャイアンにボコボコにされてドラえもんに泣きつくのび太のごとく弁護士先生に泣きつき、今回の債務整理の手続きをするに至るのであった。

 

 

 

いや、ホンマにクズすぎるだろこのFX巨人って奴は。

 

おわり

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